★2016年5月5日。1年ぶりに、恒例の「ブレード隊」インラインスケート走行が行われました。今回はブレード隊の原点である「海岸線ルート」を選択。とは言え、公道はなるべく避けて通りたいので、主に農道や、海岸線のサイクリングロード(太平洋岸自転車道)を滑りました。
ただし、隊長:高橋は、年齢による体力の衰えと、足首周りの故障のため、インラインスケートではなく、より消耗の少ないキックスケーター(左写真・もちろん大人用)を使用しています。そのため、カメラは手持ちではなく、スケーターに直接取り付けまして、そのせいで、動画には振動とカラカラと言う車輪のノイズがかなり入っております。
さて、1992年に、初のインラインスケートによる長距離走行「八王子 - 富士吉田・約80km」を行ったときは、国道413号の公道にもかかわらず、すれ違う沿道の人々に歓迎され、励まされ、ついには白バイの警察官にまで、わざわざ拡声器で「ガンバレ!」との応援をいただき、力を得て進んだものですが・・
包容力に満ちたあの時代から二十数年・・
ネット社会になってからと言うもの、正義の名の下に、自分たちの意にそぐわない者は、立ち上がることも出来ないほど寄ってたかって潰される、と言う現状を見るにつけ、世代が入れ替わり、「包容力」の意味も通じなくなったかのような世の中で、今になって、あえて一般道を滑るのはどんなもんだろう?、と言う不安も確かに有りました。
ですが、すれ違う農家の方々はみな好意的で、みな会釈してくれたし、笑顔で「楽しそう!」とか「頑張って!」とも声をかけていただきました。‥‥まことにありがたい話しです。農道は公道ではなく私道扱いなので、言わば人んちの庭を滑っているようなもの。なのでもちろん、こちらから頭を下げて通らせていただきましたよ。
いちおう、法律的な解釈を以下に記しておきます。
道路交通法第76条(禁止行為)
「交通のひんぱんな道路において、
球戯をし、ローラー・スケートをし、又はこれらに類する行為をすること」
動画を見てもらえれば分かりますが、「交通のひんぱんな道路」と言う条件には当てはまらず、よって禁止行為には当たらないことになります。むしろ動画は、映像にアクセントをつけるため、数十分のストックの中から、わざと車の写ってる部分をピックアップしたくらいです。条件を考慮せず、「すべての道路はローラースケート禁止」と言ってるのは、いつの間にか間違って伝わってしまった解釈なのです。
またキックスケーターに関しては、ライト・ベル・後方反射板などの、保安部品を取り付けることで自転車と同じような軽車両扱いとなり、「移動手段」として、一般道の走行がある程度?認められるようです。(今回は、自動車の方が、通行禁止のサイクリングロードを堂々と走ってましたからね。要動画参照)
あと蛇足ですが、何故「ブレード隊」なのか?と言うと、隊長・高橋が、1990年にNYから「ローラーブレード・ゼトラ303」を直輸入?したころは、インラインスケートと言う呼び方は日本にはまだ無く、同じ形状の物はだいたい「ローラーブレード」とか、略して「ブレード」とか呼ぶしか無かったのです。
それと、ローラーブレードを履いて滑るヤツを、例の映画にちなんで「ブレードランナー」などとも言っていたので、その流れで、数名で滑るときには「ブレード隊」と呼ぶようになったのです。(「ブレードランナー」と言うスケートのブランドも有りましたな)
*旅の情報
◎ 日本キックスケーター協会
GOBLINSブレード隊2016
「飯倉 - いいおかみなと公園」
GOBLINSブレード隊2016
「飯倉 - いいおかみなと公園」
午前9時22分:総武本線「飯倉駅」を出発。
午後2時39分:「いいおかみなと公園」到着。
走行距離:約26km
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